医食同源という考え方


医食同源とは、毎日の食事に気をつけ、バランスの取れた食事をとることで病気を予防し、健康でいるための考え方です。
元々は中国の薬食同源思想から着想を得て、近年、日本で造語されました。
逆輸入で中国でも広まってきている「医食同源」という言葉は、アメリカや欧米などの先進国でも同じ様な考え方が広まっています
私たちは現代の食事では賄いきれない大切な栄養素を毎日の食生活の一部に加えて頂くことで皆様の健康に寄与したいと考えています。

現代医療の基本的な考え方

日本医学の主流は解剖学や生理学を中心に発達した考えで、科学的検査によって細胞・遺伝子レベルから病因を分析します。
つまり、エビデンスに基づいた医療で形式的に病名に応じて投薬や手術によって行う治療といえます。
逆をいえば、病名のつかない病気は治療が苦手です。健康と病気の境目は曖昧なもので、現代医療で病気とは呼べなくとも、本人にとっては明らかな体調不良でも、何の治療も施されなかったり、原因不明で片付けられてしまうものも数多くあります。結果的に現代医療では、病気に対してしか治療をすることができないのが現実です。
だからこそ健康な状態から病気へと向かう「未病」と「医食同源」の考え方を学ぶ必要性が増しているのではないでしょうか。

ヘルスケア

一物全体食の薦め

一物全体とは、「一つのものを丸ごと食べる」という意味です。
例えば、果物や野菜を皮や茎や根などを含む全てをいただくことで、いろいろな面でバランスがとれている上に、まだ解明されていない特別な働きが期待できます。
特に種子や実は、そのまま次の世代を生み出せるほどですから、バランスのよい、生命力に満ちた食べ物といえるでしょう。
欧米ではwhole food(ホールフード)という言葉があります。
一物全体と少し違うかもしれませんが、ホールフードは土や水、現在と未来など環境を含む「全て」を表しています。
そんな環境も含めたいろいろな食べ物の「全体」は、栄養学でもまだわからない、タメになる働きをしてくれているに違いありません。

健康素材食品
心身一如の考え方

心身一如の考え

漢方の基本的な考え方の一つに「心身一如」という精神と身体とを相互に関連しているものと捉えている言葉があります。
語源は仏教用語で道元の言葉「身心一如」に由来しているとされる説が有力ですが、記した通り心と身が逆になっています。歴史的には「身心一如」は身を重視し「心身(シンシン)一如」は心を重んじてきた。
ただし「心身一如」の本来の意味は身を重視した「身心一如」にあり、この概念はどちらも重要で相互に関係している表れでは無いかと思われます。
さまざまな精神活動や感情は、内臓や他の機能と密接に関連して営まれているという考え方で、例えば、失恋がもとで病気になってしまう、怒ってばかりいると、体の調子が悪くなってくるといった経験はどなたにでもあるのではないでしょうか。
これらも「心身一如の病因論」といわれ、今日の心身医学と深く関連しています。

私たちが考える本当の健康。

私たちは医薬品の様に単一の成分を抽出した様な成分を用いるのではなく「一物全体」の考え方に沿った健康食品を提供し、「身」のサポートとコミュニケーションによる「心」のサポートも大切にしています。