人間に必要な栄養素


タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルを5大栄養素といいます。これら5大栄養素はどれ一つとして私たち人間にとって欠かせないものであり、私たち人間の心体を構成する原料となるのです。日本人は普通に1日3食の食事で、タンパク質や脂質、炭水化物といった栄養素(3大栄養素)は充分に摂取出来ます。しかし、ビタミンやミネラル(微量栄養素)は、充分な量を摂るには知識と工夫が必要になります。特にミネラルは5大栄養素の中でも1日に必要な量が少なく、質量が小さいためか本格的な研究が始まったのも他の栄養素よりも遅れています。しかし、近年の目覚ましい研究成果によって、現在この小さな栄養素の驚くべきパワーに注目が集まっています。
ミネラルは体の構成成分として、あるいは体の機能の維持・機能の調節に欠くことのできない栄養素です。例えば、人の体に含まれるミネラルで最も量が多いカルシウムは、骨や歯の主要な構成成分になる他にも、細胞の分裂、筋肉収縮、神経興奮の抑制、血液凝固作用の促進などに関与しています。この様に構成成分や体の機能で働くミネラルが、近年、注目を浴びているのは、補酵素として体内酵素の働きをサポートすることが分かったからです。
酵素は食べ物の消化や栄養素の再合成、免疫、エネルギーの産生など体の中で起こるあらゆる化学反応の触媒として関わっています。私たちの体内には分かっているだけで3,000種類もの酵素が存在します。そして、これらの酵素は単独で働くことが出来ないものが多く、ミネラルなどの「補酵素」が必要になるのです。言い換えれば、「補酵素」なくしては酵素は働くことが出来ないのです。酵素ファスティングダイエットなどで酵素ブームが起きている中で、補酵素として働くミネラルにも再び注目が集まっています。

健康素材

日本人にミネラルが不足しがちな理由

近年、日本人は深刻なミネラル不足であると言われています。鉄、亜鉛、マグネシウム、どれも不足していると言われていますが、特に不足しがちなのはカルシウムです。厚生労働省の発表によると、過去30年近くも、必要摂取量に達した年がないほどです。
また、男女別で見ると女性では鉄分、男性では亜鉛不足が深刻です。
なぜ日本人が特にそのような状況に陥ってしまったのでしょうか。それはズバリ!食品の生育環境を含む食生活が変化してしまったからです。まずは、農業において「循環型農業」が失われてしまいつつあることです。循環型農業とは、いわゆる「有機農法」のことです。かつては、食べ物として人や家畜の体に入った収穫物はフンとなり、そのフンを利用して肥料を作り再び土に還していました。ところが「近代型農業」ではチッ素、リン、カリウムでできた人工肥料や農薬を使用し、土に還る栄養素が少なくなってしまいました。この様な微生物の元気が無くミネラルが枯渇した土壌で育った野菜を食べても充分な量のミネラルが摂れないのは明白です。厚生労働省が発表している日本食品標準成分表によると、ほうれん草に含まれる鉄分は1950年は13.0mgだったのに対して、60年後の2010年には約7分の1の2.0mgにまで減少してしまっています。他の野菜でもこの様にミネラルの減少が続いています。
野菜に含まれるミネラルが減少していることだけが、問題ではありません。私たち日本人の食生活が大きく変化したこともミネラル不足を招いている大きな要因です。食の欧米化、精製された白いお米、小麦、砂糖や塩化ナトリウムのみで構成されたいわゆる「食卓塩」などミネラルをそぎ落とした食品や清涼飲料水、甘く美味しく味付けされミネラルがほとんど摂れないおやつなどほんの50年の間に日本人の食事は大きく様変わりし、ミネラルを多く含む野菜や果物、魚や雑穀などは年々消費量が減っています。
ただでさえ野菜や果物に含まれるミネラルが減少しているのに、この様な食生活を続けていれば多くの日本人がミネラル不足を起こすのは当然でしょう。

ミネラルのはたらきについて

実際、ミネラルにはどのような効用があるのでしょうか。先述した通り、ミネラルは様々な元素のことを指す言葉なので、ここでは、元素ごとにどのような効用があるかを見ていきましょう。

カルシウム

まずは、日本人に最も不足していると言われるカルシウム。これはご存知の通り、骨や歯の原料になる成分で、不足することで、骨密度の低下を招き、発育不全につながり、ひどい場合だと、骨粗しょう症という病気にも直結します。

鉄は、赤血球の原料で、筋肉などのエネルギーの代謝に関わる成分です。不足することで、運動能力の低下や免疫機能の低下につながり、健康に生活する上で非常に重要な要素だと言えます。また、貧血の原因もこの鉄不足であることが多いです。

マグネシウム

マグネシウムはいろいろな酵素を助ける補助的な役割、不足すると筋肉系のはたらきに影響が出やすくなる成分です。亜鉛については、足らないと影響を受ける箇所が多く、食欲低下や免疫機能の低下をはじめ、成長が遅くなったり生殖機能や味覚障害にも関わる重要な元素なのです。

亜鉛

亜鉛の吸収量は、摂取量や一緒に存在する他の成分により変動しますが、一般的には、約30%と推定されています。亜鉛は数百におよぶ酵素たんぱく質の構成要素として、さまざまな生体内の反応に関与しています。アミノ酸からのたんぱく質の再合成、DNAの合成にも必要なので、胎児や乳児の発育や生命維持に非常に重要な役割を果たしているほか、骨の成長や肝臓、腎臓、インスリンを作るすい臓、精子を作っている睾丸など、新しい細胞が作られる組織や器官では必須のミネラルです。また、体の細胞にダメージを与える活性酸素を除去する酵素の構成成分であるほか、味覚を感じる味蕾細胞や免疫反応にも関与しています。

セレン

必須ミネラルのひとつで抗酸化反応を司る酵素やたんぱく質を構成し、体内の抗酸化作用に重要な役割を担っています。ビタミンEと一緒に働くことで抗酸化作用が高まります。セレンの欠乏症としては、克山病、カシン・ベック病が知られています。特に前者は小児や妊娠の女性に多く、セレンを十分に摂取することで発生率・死亡率を激減できるとわかっています。セレン不足でほかに起こる症状としては、フケの増加、髪が抜ける、白内障にかかりやすくなる、シミが増える、筋力が低下する、心筋症・不整脈・動脈硬化、精子減少、更年期障害の症状が増すといったことが挙げられます。

バナジウム

バナジウムは、自然界では玄武岩などの塩基性岩に多く含まれるミネラルです。日本では富士山の地下水に多く含まれていることがわかっています。バナジウムは必須ミネラルではありませんが、生活習慣病、特に糖尿病に効果が期待されているミネラルです。インスリンと同じ様な働きを持ち(インスリン様作用)、血糖値を下げる働きが知られています。他には、骨や歯の形成を助ける、脂質の代謝に関与してコレステロール値を下げる、血圧を下げる、体内の老廃物の排出を促すなどの効果が期待されています。

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